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600 ESSENCE

「ラボファーニチャー「THE MAN」」の画像
Project ラボファーニチャー「THE MAN」
Release August 1, 2025
  • #lab furniture
  • #product design

PROJECT STORY

ラボファーニチャー
「THE MAN」

木目がもたらす適度な有機性、
人間工学に基づいた使いやすさと機能性。
研究者の生産効率を高め、ひらめきを引き出すために、
「THE MAN」は"やさしさのバランス"にこだわりました。

600ホールディングス代表 林 正剛

実験台が、
ラボ全体の質を左右する

僕は建築デザインを手掛ける立場として、ラボという空間のクオリティを左右する大きな要素は「実験台」にあると考えています。

白色蛍光灯が灯る空間に単色の実験台がバーッと並ぶと無機質な空間になりますし、逆に木目の実験台が並べば優しい雰囲気のラボになる。だから実験台をデザインするときは、実験台のことだけを考えるのではなく、どんなラボ空間を目指すのかという全体観にもとづいてデザイン、色、素材を考えていきます。

その観点から今回の「THE MAN」を語るなら、この実験台は「イノベーションが生まれやすいラボ空間を実現するため」にデザインされました。

ただ木目があればいい、
というわけではない

「THE MAN」を見ると、引き出しの面材や試薬棚のフレームに使われている木目にまず目が行くと思います。この有機的な木目の中に、人間は自然界特有の心地よさ、いわゆる"f分の1のゆらぎ"を感じ取ります。そして空間全体のおよそ30%を木目が占めるとき、私たちの生産効率はもっとも高まると言われています。(ちなみに、もし山小屋のように100%木目になると、リラックスしすぎて逆にタイプミスが増えるとも。)つまり適度なバランスで木目を感じる実験台がラボにずらりと並べば、空間全体の木目率が高まり、生産効率も高まるというわけです。

でもこれ、実は本物の木材ではありません。実験台と言う役割上、耐薬品性は不可欠ですから、樹脂に細やかな表面加工を施すことで木目を再現しているのです。質感にはかなりこだわったので、見た目も触り心地も、本物の木材と変わらないほどだと思います。長時間にわたって目を酷使するラボにおいては光が乱反射しないことも重要ですから、そのためにもただ木目がプリントされただけのテカテカした樹脂材ではなおさら意味がありません。見た目だけのデザインではなく、機能性や身体感覚に及ぼす影響まで細かく考慮する。これは、オリエンタル技研のすべての製品について言える大きなこだわりです。

集中と交流、
その先にあるイノベーション

さらに生産効率を高めるための工夫として、「THE MAN」は愛着を持ってストレスなく使えることを重視してデザインされています。それが一番表れているのは、引き出しの形状です。ラボの実験台でも、みなさんが普段お使いになる仕事用のデスクでも、一番多く触れる場所は「一番上の引き出し」ではないでしょうか。
もしその引き出しが開きづらかったら、なんとなく使うことが億劫になってしまう。だから「THE MAN」では、一番上の引き出しの面材部分に傾斜を持たせることで手がかかりやすい設計にしました。開閉もスムーズで、中に薬品や実験器具などを入れるとその重さで安定し、いっそう引き出しやすくなります。

広々とした天板やガラス張りの試薬棚は、作業をしやすくするだけでなく、反対側にいる人とのコミュニケーションも取りやすくします。誰かにパッと声をかけられる、ラボ内の様子の変化にすぐに気づける。こうしたことも、生産効率の向上とひらめきの誘発には欠かせません。

バランスの取れたやさしい心地よさと、ストレスのない使い勝手、研究者同士のゆるやかなつながり。こうした要素を叶えることで、「THE MAN」は研究者がより一層研究に打ち込める"舞台"として機能します。そこから新たなアイデアが生まれ、膨らみ、イノベーションが実現される。「You are the man! (すごい、さすがだ!)」と喝采を送りたくなる、そんな成果が生まれることを願っています。

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